一般社団法人 東京農工大学同窓会

作品コーナー No.13 田島 茂(工化S43)

  • カタクリとギフチョウ

  • 湯の丸山とミヤマシロチョウ

  • ヒメギフチョウ

  • 湯の丸山とミヤマシロ

  • モンキアゲハ飛ぶ

  • 中国青海省の標高3500mにいた ヒメミヤマシロチョウ

コメント

「カタクリとギフチョウ」
 本学に入学(S39)した夏、ヤクシマミドリシジミを採りに行ったのがチョウとのかかわりの初めでした。屋久島ではその後の縄文杉の発見や世界遺産登録などで有名になり幻のチョウになってしまった。
 在学中に手に入れた田淵行男さんの写真集「山の季節」、この見開きのギフチョウの写真。この写真に長い間ずっと憧れていたが、デジタルカメラの出現でようやく撮れるようになった。越後の山の中で綺麗なカタクリの花の前で待つこと2時間。ようやく捉えた会心の一枚です。

「湯の丸山とミヤマシロチョウ」
 本学の山荘のあった湯の丸山周辺は東信における高山蝶(ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲ)の貴重な生息地と知られ、絶滅危惧Ⅱ類のミヤマシロチョウを中心に保護活動が行われています。
 定年退職後その保護活動に携わりながら撮った一枚で、湯の丸山を背景にノアザミの花で吸蜜して飛び立つ瞬間を捉えたお気に入りの写真です。