一般社団法人 東京農工大学同窓会

2023.3.25 がんばる在校生

引き継がれている馬術部の伝統

皆さんは本学馬術部が長年にわたり活躍をしていることを御存じだと思います。現在も、農学部キャンパスの馬場で練習を重ねその伝統を守っています。

昨年の令和4年度関東学生馬術争覇戦Ⅰ部において、本学馬術部が3位に入賞しました。長年培われてきた伝統が、現在も脈々と引き継がれる形になっています。そこで今回そのご報告をしたいと思います。

獣医学部会便り編集委員の許可を得て、「獣医学部会便り99号(2022年10月発行)から転載」という形ですが、ご紹介します。

こうほう支援室 池谷記

令和4年度関東学生馬術争覇戦Ⅰ部で本学馬術部が3位に入賞しました

2022年9月2日(金)~9月4日(日)に、津久井馬術競技場にて令和4年度関東学生馬術争覇戦が行われ、本学馬術部がⅠ部で3位に入賞しました。

関東学生馬術連盟には、28大学が加盟しており、前年度の1年間に関東学生馬術連盟が主催した試合に出場した成績で得られたポイントによりⅠ部、Ⅱ部、Ⅲ部にランキングされます。本学馬術部は、2021年度に出場した選手と乗馬のポイント合計が7位にランキングされ2022年度はⅡ部からⅠ部に昇格しました。2022年度のⅠ部所属大学は、慶應義塾大学・専修大学・東京農業大学・東京農工大学・日本大学・明治大学・早稲田大学・立教大学の8大学です。

争覇戦はトーナメント形式で行われる障害飛越競技です。試合は、勝ち点方式で行われ、Ⅰ部ではそれぞれの大学で6人の選手が出場する6名戦です。各大学が3頭ずつ馬を出し、自大学の馬に3人、相手の大学の馬に3人が乗り、同じ馬に乗った両大学の選手同士で勝敗を決めます。対戦する双方の大学より既定の頭数を出し、自大学の馬に騎乗した選手が前段として走行して、後段に対戦相手が同じ馬に騎乗して走行します。勝ち点が同点の場合には、減点の少ないチームが勝利します。Ⅱ部は、各校2頭で4名戦、Ⅲ部は各校1頭2名戦になります。本年は、立教大学が欠場したためⅠ部は、7大学のトーナメント戦になりました。この様な形式の試合は、この争覇戦しかありませんので、試合に際しては、誰が本学の馬に乗るか、また誰が相手の大学のどの馬に乗るかなど作戦も重要になります。

1回戦目は、専修大学との対戦になりました。専修大学は、難しい馬も多い強豪校ですから、前日に専修大学の選手に馬の特徴などの情報を教えてもらい、綿密に作戦を立てました。迎えた本番、やはり専修大学の選手は技術力が高く苦戦しましたが、最終的に勝ち点は同点となり、減点差で勝利することが出来ました。事前の綿密な作戦が功を奏しました。

2回戦目は明治大学と対戦しました。明治大学も全日本学生馬術競技大会を何連覇もしている強豪校です。2回戦目も健闘し勝ち点は、同点まで持ち込みました。しかし、わずか4点の減点差で負けました。応援している部員もドキドキして楽しむことが出来た試合内容でした。

3位決定戦となった3回戦目は、1回戦目で現在の全日本学生馬術大会で連覇中の日本大学を破った慶応義塾大学との対戦でした。苦戦が予想されましたが、相手の馬の故障もあり、勝ち点は同点の中減点差で勝ち、最終的にⅠ部で3位が確定しました。いずれの試合も本学馬術部のチームワークで勝ち取った結果でした。Ⅰ部で3位の成績は快挙と部員も納得しています。Ⅰ部の試合結果は、1位 東京農業大学、2位 明治大学、3位 東京農工大学、4位 慶應義塾大学、5位 日本大学、6位 専修大学、 7位 早稲田大学となりました。

部員一同これからも頑張りますので、引き続きご支援の程宜しくお願いします。

岡澤 真衣(共同獣医学科3年)

出場選手紹介

▼写真1
左から寳川茜(環境資源科学科3年)、下野紗良(環境資源科学科3年)、児玉達哉(応用生物科学科4年)、本間飛鳥(化学物理工学科3年)、豊田美貴(応用化学科3年)、本橋真珠(応用化学科2年)

▼写真2
豊田美貴(応用化学科3年)と鞠風号(東京農工大学所有馬)

▼写真3
本間飛鳥(化学物理工学科3年)と慶迅号(慶応義塾大学所有馬)

▼写真4
下野紗良(環境資源科学科3年)と幸風号(東京農工大学所有馬)

▼写真5
児玉達哉(応用生物科学科4年)とビオンデッツア号(慶応義塾大学所有馬)

▼写真6
寳川茜(環境資源科学科3年)とレアリサンド号(専修大学所有馬)

▼写真7
本橋真珠(応用化学科2年)と整風号(東京農工大学所有馬)